こんにちは!ランモモです。
今回は、職業訓練でWebデザインを学んだわたし自身の体験談についてお話したいと思います。
職業訓練のWebデザインコースって、どんなことが学べるの?
3ヶ月で、どの程度スキルが身につくの?
実際、どの程度就職に役立つの?
そんな疑問にお応えできれば嬉しいです。
職業訓練のwebデザインコースに通ってみて
「未経験だけど、今後の仕事のためにWebデザインを学びたい!」
「できればWeb系の職種に転職したい!」
と思い、28歳のときに3ヶ月間、職業訓練の「Webクリエイター養成科」に通いました。
結論からお伝えすると、未経験者、独学中の方が学ぶ場としてはおすすめです!
デザインに必要なAdobeのソフト(IllustratorやPhotoshop)の使い方から、HTML/CSSまで、基礎知識を網羅できます。
「これからWebデザインを勉強してみたい」
「勉強を続けて、将来的に仕事につなげたい」
など、興味があるなら、その第一歩として活用できる機会だと感じました。
具体的に体験談をお話ししていきます。
3ヶ月の学習内容
当時の学習内容やスケジュールは、以下の通りでした。
1ヶ月目 | 2ヶ月目 | 3ヶ月目 |
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【1ヶ月目】
Adobeソフトの基本的な使い方を学びました。
Illustratorの授業では、ソフトの設定状況の確認方法から、シェイプの作成、パターンの作成、パスの使い方、保存方法など。
Photoshopの授業では、同じくソフトの設定状況の確認方法から、画像の切り抜きや色調補正、合成、保存方法などです。
その後、習った知識を使って受講する課題制作では、名刺デザインの考案と制作を行いました。
【2ヶ月目】
早くも2ヶ月目からHTML/CSSの授業に入りました。
HTMLの構造からタグの意味、CSSとの連携方法や、プロパティの種類、実際のレイアウト作成を学んでいきます。
そして月の後半から資格試験対策。
具体的には「Webクリエイター能力認定試験」を受験するための勉強が始まりました。
わたしが通っていた職業訓練では、受験コースは「エキスパート」、受験するかどうかは各々の希望で決めることができました。
【3ヶ月目】
最終月には、jQueryの学習に入りました。
当時の先生いわく
「jQueryの実践まで進められるかどうかは、そのクラス状況次第」
だそう。
その時々で、HTML/CSSの習得が順調なクラスとそうでないクラスがあるようで、学習度合いによっては、jQueryの実践・実装まで及ばない場合もあるそうです。
わたしが参加したクラスは優秀な方が多かったらしく、スケジュール通りにjQueryまでじっくり学ぶことができました。
そして課題のホームページ制作でも、習ったjQueryの機能を活用しているクラスメイトも多かったです。
どの程度スキルが身につくの?
わたしが職業訓練の「Webクリエイター養成科」の受講を検討したとき、一番気になっていたのが「どの程度スキルが身につくのか?」ということでした。
実は、職業訓練に通う前、すでに半年ほど独学でAdobeソフトやHTML/CSSを勉強していました。
「今の状態からさらにスキルアップできるかな?」
「転職に通用するかな?」
というところが正直疑問点でした^^;
実際に3ヶ月間通ってみて感じた印象をご紹介します。
基礎知識は網羅できる
基本的に、Webデザインに最低限必要な基礎知識が身につく印象です。
Illustratorでのパターン作成やシェイプ作成、Photoshopでの画像補正や切り取りができれば、Webページに必要になる装飾やバナー、画像が用意できるようになります。
HTML/CSSの構造や基本的な記述の仕方がわかれば、実際にWebページを作成することができるようになります。
「Webページを作り上げるために必要な素材づくりや方法」が学べる、という印象です。
単に受講するだけでは、
「IllustratorやPhotoshopを思い通りに使いこなす」
「すぐに商品として売れるくらいのWebデザイン力をつける」
といった、プロ並みのスキルを身につけることは難しいかもです。
そのくらいのスキルを手に入れるには、受講に加えてどれだけ勉強や努力ができるかによってくる、といったイメージでした。
独学中の方にもおすすめ
わたし自身、職業訓練に通う前に半年ほど、オンラインの自習サービスを使って、独学でWebデザインを勉強していました。
それだけでも、コーディングに使うタグから仕組みまでHTML/CSS全般について学び、実在するサイトを練習としてコピーしてみるくらいにはスキルを身につけることができました。
「でも特に本も使ってないし、知識に抜け漏れがありそう…」
「誰にも教わっていないし、なんだかまだ不安…」
そう感じていたので、職業訓練を受講することにしたのです。
結果的に、受講して正解でした。
HTMLのそれぞれのタグの意味や基本的な構成、CSSの正しいプロパティの使用方法など、あらためて基礎から知識を固めることができました。
独学で学んだ知識の隙間をみっちり埋める機会になった、という印象です。
Adobeのソフトについても、また然りです。
職業訓練では、最低限覚えておいた方がいいツールとその使用方法をしっかり教えてくれました。
今、わたし自身、普段IllustratorやPhotoshopをがっつり使っていますが、今思うと
「実際に仕事で使用する最低限知っておくべきことを、効率的に学ぶことができたなぁ」
と感じています。
独学ではわからなかったことや授業で気になったことを、すぐに先生に質問できる点もよかったです。
独学も素晴らしいですが、人に教わることって、とにかく効率が良いです。
▼独学から始めたお話は、こちらからご覧いただけます
経験者には物足りないかも
ということで、ある程度知識やスキルがあったり、すでにAdobeソフトやWebデザインに携わったことのある方にとっては、復習のようなかたちになるかもしれません。
もちろん、「自分のスキルを見直してみたい」という場合には良いと思います!
人に教わることで、あらためて基礎を固めたり、意外と知らなかったことに気づくきっかけになるのでは、と思います。
就職状況について
ランモモの就活結果
わたし自身の結果をお話しすると、職業訓練中にWebデザイナー職の採用試験を数社受け、そのうちの一社にアルバイトとして採用していただくことができました。
「未経験だから、アルバイトも含めいろいろな会社を受けてみよう!」
と、正社員・アルバイト採用どちらも幅広くみていたことで、ありがたいことにその当時のスキルでもOKをもらうことができたのだと思います。
ご縁があり、訓練受講後の次の月からすぐWebデザインの仕事に携わり始めることができました。
会社が求めるレベルや実力による
正直、未経験者が正社員のデザイナー職に内定をもらうには、
- 相当レベルの高いスキルとポートフォリオを持っている
- 美術系の学校を卒業している
など、職業訓練での3ヶ月間の学習以上に、何かそれ相応のスキルや経験がないと難しいのでは…と感じました。
「クリエイティブな職業への就職は、経験と実績が重視される」とは耳にしていましたが、「たしかに…」と実感したことを覚えています。
とはいっても、わたしのようにアルバイトなら採用のチャンスも広がる印象を持ちました。
つまりは「会社が求めるレベルや実力に見合っているか」その相性次第、といったところでしょうか。
未経験の方は、経験を積むことを優先して、幅広い雇用形態を検討するのも一手段なのではと思います。
▼「まだ迷うところがあるな・・」という方は、こちらもぜひ参考になれば嬉しいです
まとめ
職業訓練のWebデザインコースでは、基本的にはWebデザインに必要な基礎知識を学ぶことができる印象です。
そのため、未経験者や独学中の方が学ぶ場としては、とても良い機会になると思います。
ただし、すぐに就職活動で採用されるかどうかは、企業が求めるレベルと実力によりけり。
受講したからといって、就職が保証されるわけではないことを念頭においたうえで取り組むのが良いかと思います。
今回のお話はこんなところで。
わたしも受講後、アルバイトでの修行期間を経て、今自社HPの担当としてがっつりページ制作など行っています。
スキルアップの気持ちがあれば、きっと実を結ぶと思うので、一緒にがんばりましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました◎
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