接客業はスキルがつかない?ホテルから転職して気づいた会得スキルとは

接客業はスキルがつかない?ホテルから転職して気づいた会得スキルとは 転職

こんにちは!ランモモです。

今回は、「接客業ではスキルが身につかないのか?」という疑問についてお話したいと思います。

接客の仕事って、何かスキルが身につくのかな?

しばらく接客の仕事に就いているけど、何もスキルがついていない気がする…

わたし自身、新卒で3年ちょっとホテルに勤めていましたが、実のところ「何もスキルがついてない気がするな…」と感じながら過ごす日々でした^^;

でもその後、いざ転職してみて振り返ってみると、気がつくことがありました。

今回は、接客業で養われたスキルやメリット・デメリットについてお話ししていきたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。

接客業では、スキルが身につかない?

人と対話することが仕事のメインとなる接客業。

結論から言うと、接客業でも身につくスキルがあります

医療従事者や建築士、プログラマーといった専門知識が必要な職種と比べると、接客業は専門的な知識や資格がなくても就職し働くことのできる職場が多い印象ですよね。

わたし自身も、そんな接客の現場で数年間がむしゃらに頑張りつつ、正直
「特に何もスキルが身についていない気がするな…」
と感じる日々を送っていました^^;

でも転職して、確実に接客業のおかげで養われていたスキルがあることに気がついたのです。

さっそくご紹介していきます。

接客業で得られるスキル

コミュニケーションスキル

まずひとつめは、「コミュニケーションスキル」

人を相手にする仕事なので、「当然でしょ」と思われるかもしれませんね^^;

でも接客業は、他の職種に比べて、毎日想像以上に多くの人を相手にしています

人によって、性格は十人十色。
同じ対応をしても、ある人は喜んでくれたり、ある人はノーマルな反応だったり、またある人は機嫌を損ねてしまったり。

実際、わたしもホテルの仕事の中で、
「同じ対応をしているのに、反応が人によって全然違う…!」
という現象に戸惑うことも多かったです。

そのため、仕事の中で、『そのお客さまとの会話に合った声のトーン・話すスピード・言葉遣い・雰囲気を、最初の二言、三言目くらいの会話から探り出して使っていく』ことを学ぶようになりました。

わたしの場合は、その方法でお客さまとの会話、さらには先輩や上司とのコミュニケーションがかなり円滑に進むようになりました。

そしてこの自分なりのコミュニケーションのコツは、転職後、あまり慣れていない職場でのコミュニケーションも円滑にしてくれました

実は2社目がかなり殺伐とした雰囲気で、少し質問するだけでもピリッとした空気の漂う職場だったので、このホテル時代に養われた対人スキルにだいぶ助けられました。。

今接客業で頑張っている方は、別の方法であれ、何かしら自分なりのコミュニケーションのコツを持っているのではないでしょうか。

どんな職場でも、人とのコミュニケーションは必要になります。
接客で身についた「人と良好な関係を気付くスキル」は、どの会社、職場でも、絶対に活用できるスキルのひとつです。

臨機応変対応力

続いて、「臨機応変に物事に対応していくスキル」です。

人を相手にする仕事は、つまりそのお客さまのご要望にできる範囲でお応えしていく仕事。
そのため、マニュアル通りの対応だけでなく、イレギュラーの発生も少なくありません。

そしてイレギュラーが発生したら、迅速に対応して、お客さまに掛かるご不便を最小限にし、サービスにご納得いただく必要があります

そのようなマニュアル外のイレギュラーに、はじめはどのように対応するのが正解なのか戸惑うことも多々あります。

しかしながら、対応を積み重ねることで、

  • イレギュラーに対する咄嗟の判断力
  • 問題を解決するためにまず行動する力
  • 「そもそもイレギュラーは起こり得る」という心の余裕

が養われていきます。

これもまた、どんな職場でも活用できるスキルです。

何か問題が発生しても、心にある程度余裕を持ちながら、冷静に落ち着いて判断し解決していこうとすることができます

マナーや言葉遣い

そして、「ビジネスにおいてのマナーや言葉遣い」です。

接客業では、会社によってはマナー研修や電話対応研修などを行なっているところもあります。

そうでなくても、これまで多くのお客さまの対応をしてきた先輩・上司の言動から学んで吸収することも多いです。

また自分自身も、日々の業務の中で
「うまく対応できた!」
「今の仕草・言葉遣いはちょっと失礼に思われたかも…。次は気をつけよう」
と、インプットしたものをアウトプットして、学びを重ねています。

接客業は、人を相手にする仕事である分、対人マナーに関してのインプット・アウトプット量がとにかく多いです。

また、業務内容によっては、対面だけでなく、電話対応やメール対応が必要な場合もあります。

電話口やビジネスメール特有の言い回しや書き方など、業務で経験する中で学んでいくことができます

こういった対人マナーや言葉遣い、電話・メールでのビジネス的なマナーなどは、どの会社でも重宝します

逆に、中途採用だとある程度のビジネスマナーは持っているものとされることが多いと思うので、転職先でこれらのことを一から教わることはあまりないように思います。

接客業に携わっていると、社会人に必要なマナーや言葉遣いがしっかり体に染み込んでいます

メリット:どんな仕事にも活かせる

接客業で身についたと感じるこれらのスキル。

そのメリットは、「どんな会社・仕事にも活かせる」というところだと思います。

  • お客さまに対してスムーズに対応できる
  • 社内のコミュニケーションを円滑に進められる(そして、苦手な先輩・上司もうまくかわせる)
  • 何か問題が発生しても、まずは落ち着いて相談したり対処法を考えることができる
  • お客さま対応や電話・メール対応のマナーは、教わらなくてもできている

接客業で頑張っていると、自然とこれらのことができるようになっていきます。

わたし自身、ホテルから転職後、取引先やお客さまに対する対応は問題なかったようで、特に大きな指摘や注意なくやりとりを任せてもらえていました。

つまりこれらのスキルは、仕事そのものに活かせるだけでなく、転職後にスムーズに仕事に取り組み、会社で信用を得るうえで役立つスキルとも言えると思います。

デメリット:専門分野への転職は難しい

一方で、これらのスキルは、社会人としてある程度持っていて当然のものと捉えることもできてしまいます。

もちろん、他の業種・職種に比べたら、より高いレベルでこれらスキルを習得していると思います!

ただ、専門的なスキルではないため、特定の専門職に転職したい場合には、それを大きな強みとして転職活動するには難しい場合が多いです。

資格の必要な医療関係や建築関係、プログラミングの知識や実務経験が必要なエンジニアなどの職種に就くには、それに合った資格やスキルがまた必要になります。
募集要項に必須条件として記載されていることが多いですよね。

そしてこういった専門的な仕事には、高収入な職種も少なくないです。

「専門職に興味がある」
「高収入な職種に異業種転職したい」
といった場合には、希望する職務内容に必要なスキルや知識を別途習得する必要があります

専門的なスキルを身につけるために

結局、接客業でつくスキルでは、転職したくても幅が広がらないってこと?

営業職や受付などの「人とのコミュニケーションが仕事の多くを占める職種」や、事務職といった「PC業務+社内コミュニケーションが必要な職種」なら、接客業で培ったスキルも強みにしやすいと思います。

しかしながら、人相手ではない仕事や専門職に興味がある場合は、自分で勉強していく必要があります

ここでは、接客業に就きながらスキルを身につけていくコツをご紹介していきます。

今の仕事に関係する資格に挑戦してみる

まずは、今の仕事に関係する資格に挑戦してみる方法。

例えば、一例ですが、

  • アパレル販売なら:パーソナルカラリスト検定
  • 雑貨や家具の販売なら:インテリアコーディネーター
  • 飲食関係勤務なら:ワインソムリエ、食生活アドバイザー、野菜ソムリエ
  • 接客全般:マナー講師

など、接客業でも、今の仕事に関連する資格はたくさんあります。

実際、ホテルに勤めていたときにバーの担当だった先輩も、ホテルに勤めながらお酒の勉強を重ねて、大会に出場して賞を取り、退職してバーテンダーとして活躍しています。

もし今の仕事の中で特定のジャンルに興味がある場合は、その道を深堀してみるのもひとつの方法です。

今の仕事で専門のポジションにつけたり、転職活動に活かしやすくなります。

興味があることをまずは試してみる

もし今の仕事以外の分野に興味のひかれることがあれば、それを試してみることもおすすめです。

実際わたしも、ホテルでの仕事の延長には、関心のある分野を見つけられず。。
そのときに興味のあった色彩検定(2級)の勉強をコツコツとしていました。

ホテルでの仕事には直結しない分野ですね^^;

でも、
「勉強することで、自分の興味や磨くべき道をブラッシュアップできるかも」
「将来何かに活かせるかも」
と、将来的に何か特定のスキルを身につけるとっかかりになります

そして合格したあと、数年後の今、色彩感覚の必要なWebデザインの仕事をしています。

色彩検定は、必ずしもWebデザイナー転職に必要なスキルではありません。
でも、転職時に履歴書に書けたことで、未経験でもその分野を学ぶ姿勢があることは伝えられたのではないかと思います。

ちょっとでも興味のあることがあれば、まずはやってみる。
それだけでも、自分の性格に合ったスキルを見つけて伸ばしていくことができ、さらには将来につながっていく可能性も高まっていきます

興味や適性がまだわからない場合には

「特に強く興味のひかれることがない…」
「将来につなげたいけど、何が自分に向いているのかわからない…」

という場合もあると思います。

そんなときは、転職サイトが運営している『適職診断テスト』を試しに受けてみるのもおすすめです。

基本無料で、必要であれば会員登録をするだけで受けられるものが多いので、気軽に試してみることができます。

▼マイナビ転職|適職診断 ‐適職をディグる!ジョブリシャス診断-

適職診断 ‐適職をディグる!ジョブリシャス診断‐ | 適職診断はマイナビ転職
20の質問にサクッと答えるだけで、向いている仕事が分かる適職診断。結果は、データをもとに導かれた27タイプ。仕事上の性格や本領を発揮できる職種を知って、仕事や転職にぜひ役立ててください。

▼リクナビNEXT|3分間!適職診断

3分間!適職診断/リクナビNEXT[転職サイト]
自分はどんな仕事がしたいのか。あなたの転職の価値観を、ズバリ分析します。さらにもれなく、あなたの隠れた性格も診断。あなたらしく働ける適職を見つけるための手がかりを提供します。

▼キャリアインデックス|適職診断(無料)

適職診断(無料) | 転職なら【キャリアインデックス】
会員登録不要で使える無料の適職診断です。仕事や日常生活での考え方について、直感的に答えるだけ。あなたに適した職業はもちろん、転職活動・自己PRに活かせる強み・弱み、向いてる仕事や仕事観を把握できます。 - 転職サイトがまとめて使える【キャリアインデックス】

また、性格診断系の書籍やサイトを参考にするのもひとつの方法です。

▼新装版 あなたの天職がわかる16の性格

▼精密性格診断テスト 16TEST

16TEST 精密性格診断テスト
16TESTは、性格分析の先端研究を取り入れた恋愛や適職、あなたの才能までも発見することのできる今話題の性格診断テストです。受験者の93%が当たると高く評価する診断テストで、あなたの強みや短所を発見し、統計的に才能分析まで行うので転職や自己分析などに使うことができます。あなたの性格傾向を16種類の動物で表現し、友達と共...

まとめ

わたし自身もホテル時代、
「このまま接客の仕事をしていても、特別なスキルも持ってないし、転職は難しいんじゃないかな、?」
と不安に思うこともありました。

転職後に気づいたのは、他の会社でも通用する対人スキルやマナーはしっかり養えていたということ。

いわば、社会人としてしっかり育っている状態です。
特別な専門スキルが必要な仕事でなければ、それだけでも転職できる可能性は十分あると思います。

一方で、もし
「接客業以外に転職したい」
「手に職つけたい」

となると、そのスキルは自分で習得していく必要があります。

今回のお話が、今接客業に従事していてもやもやしている方にとって、これからのスキルアップや転職について考える要素になれば嬉しいです。

また、これから接客の世界に入ってみようと考えている方にとっては、ひとつの未来として心に留めておいていただければなと思います。

今回のお話はこんなところで。
最後までご覧いただき、ありがとうございました^^

コメント

タイトルとURLをコピーしました