こんにちは!ランモモです。
現在私はHSP(HSS型寄り?)を自覚していますが、まだHSPという気質があることがあまり広まっていなかった当時、新卒でホテルに就職。
その気質もあってか、やっぱり接客業が向いていないと感じ…紆余曲折あって今はWebデザインやマーケティングの仕事をしています。
それでも、ホテル時代は自分なりに頑張っていました。
自分で言うのもなんですが、評価面談では「同期の中でもトップの点数だよ」と言われていたりもしました(^^;
HSPだけど、やっぱり接客業って向いてない…
向いてない気がするけど、なんとかうまくやっていけないかな、、?
今回は、HSPの元ホテルマンだった私が思う、HSPの接客業での立ち回り方をお話ししていきます。
HSPは接客業に向いてない?
HSPと一言でいっても、人それぞれ度合いは異なりますが、私自身は、HSPが接客業に就くのはあまり向かないと思っています。
人の言動や感情表現(特に怒りや不快感などのマイナスな感情表現)に必要以上に敏感になってしまったり、人を気遣うがあまり思うように動けなかったり…
なんといっても、やっぱり気疲れするシーンがとても多いんです。
非HSPさんが30%くらいのエネルギーでできてしまうことを、HSPさんは120%のエネルギーで全力で対応している感覚です。
(非HSPさんが頑張ってない、という意味ではありません…!非HSPさんよりも、難易度にそのくらい差があるという意味合いです)
そんな中、ホテルで接客業に励んでいた私は、実際どんな感じだったのか。
具体例として、軽くご紹介してみたいと思います。
HSPのホテルマン、実際どうだった?
ホテルマンとして接客業に従事していた私は、こんな感じでした↓
- 自分の言動がお客様を不快にさせていないか、変な対応をしていないか、常に気にしている
(お客様の反応を気にしすぎ) - お客様の反応がイマイチだと、何か失礼なことをしてしまったのではないかと不安になる
(実際は、必ずしもそうではないのに) - そして特に慣れない新入社員時代は、緊張して接客中に噛んだり、日本語が変になる
(お客様の反応を気にしすぎ) - 「あのとき、もっと別の言動をしていた方が正解だったのではないか」と毎日反省会
(何がベストは、時と場合とお客様によるので、必ずしもそれが悪いわけではないのに) - お客様同士が会話中、今お声がけして良いのか戸惑う
(接客される場にいるお客様からしたら、よっぽどの状況でない限り当然のことのはずなのに)
などなど…
そして上記と同じことがさらに、一緒に働く先輩や上司に対しても発生します。
毎日毎日、周りの全てに対して気にしすぎる日々。
とにかく消耗の毎日でした…。
パッと話せてサッと行動できる同僚たちがとても羨ましかったです(^^;
そしてそんな同僚たちの方が、お客様や先輩・上司と良好に接することができているようにも感じていました。
今接客業で頑張っているHSPさん、共感していただけるのではないでしょうか笑
それでも、毎日毎日消耗しながら、自分なりに頑張った結果。
実は、同僚よりもあんまり上手く接客できていない…と思っていた自己評価に反して、会社での評価はかなり良かったのです。
そこには、HSPだからこそ逆に活かされた部分があったのだと感じています。
HSPだからこそ接客業に活かせること
ホテルで働いていた経験から、HSPは、基本的には接客業には向かないと私は思っています。
しかしながら、HSPだからこそ活かせること・評価してもらえることがあったのも事実です。
HSPさんが接客業で活かせる能力について、ご紹介していきたいと思います。
お客様の気持ちを汲める
まずは、「お客様の気持ちを汲める」という能力です。
表情や様子から人の感情を想像することが上手なHSP。
お客様が今どんな状況にあり、どんな様子で何を求めているのか。
それらを汲み取って、そのお客様に合った対応することができます。
あのお客様、キョロキョロと何かを探しているみたい…。
ちょっと焦っている感じもする。お急ぎなのかな。
お声がけして、もしかしたらスピーディーに対応を進めた方が良いかも…
お客様のご要望を聞いてみた感じ、こういうものをお求めなのかな…
そしたら、それの類似商品や関連商品もご紹介した方が、もっと具体的にイメージが固まるかも…!
HSPさんは、お客様のご要望について、表面的にだけではなく、その意図や背景へも気を配れることで、より配慮の行き届いた接客をすることがとても上手です。
…それによって、かなり気力を使うことにもなるのですが笑
ホテルマン時代、私はこれによって名指しでお礼を言っていただけることも何度かありました。
接客業で頑張っているHSPの皆さんは、たとえ直接お礼を言われていなくても、お客様から感謝されていたり、良い印象を持ってもらえていたり、信頼していただけることがきっと多いはずです。
一緒に働くスタッフのことを考えられる
そしてお客様と同じくらい、「一緒に働くスタッフのことを考えられる」という点も、HSPだからこその能力です。
接客業では、比較的チームプレーな場面も多いかと思います。
同僚のAさんも今あれが必要そうだな。
自分の分と一緒に準備しておこう…!
お客様情報の引き継ぎ、この文章だと分かりづらいかな…
なるべく誰が対応しても分かるような言い方を心掛けよう…!
例えば、備品準備が必要なとき。
同じものが同じタイミングで必要になった同僚がいることに気づき、一緒に準備してお客様対応が効率良くできるようにしたり。
例えば、報連相が必要なとき。
読む人のことを考えて、なるべく簡潔に分かりやすく、でも正確に伝わるように一字一句心掛けたり。
そういった配慮ができるのもHSPだからこそ。
そうしたちょっとした配慮が、職場全体の仕事の効率化やミス削減に貢献していきます。
私自身も、お客様の情報を扱う報連相が重要な作業では、上司から「安心できる」とお墨付きをいただいていました。
でもやっぱり向いてないと思うなら、転職も一手
それでもやっぱり、接客業はきつい…
向いていないと思う…
人に気を配れるHSP。
毎日たくさんの人と関わる接客業は、やっぱり疲弊してしまうという方も多いと思います。
「きつい」と思うなら、転職も一手。
接客業が向いていないと感じているHSPさんに向いている職種は、もっとたくさんあります。
接客業が不向きだと感じるHSPに向いている職種
一人で黙々と進められる仕事
試してみてほしいのが、人とあまり関わる機会の少ない、黙々と進められる仕事。
接客業が向いていない…と思っているHSPさんなら、きっと人を相手にする毎日につらさを感じているのではないでしょうか。
例えば、
- 警備員
- 工場作業員
- 倉庫作業員
- 配送運転手
- 図書館司書
- データ入力
- 翻訳家
- ライター
- システムエンジニア
- プログラマー
- Webデザイナー
- Webマーケター
- イラストレーター
- ハンドメイド作家
- カメラマン
などがあります。
私自身、元ホテルマンで現在はWebデザインやマーケティングの仕事をしていますが、
人ではなくPCを相手にして黙々と作業をする仕事が、精神的にも体力的にもとてもラクに感じています!
人の表情や態度をいちいち気にする機会が減ったことで、気持ちに余裕を持って、集中して仕事ができるようになりました。
仕事は、必ずお客様や利用者、取引先などが存在するので、完全に一人で完結できるものではないです。
でも、人に関わる機会を減らすだけでも、だいぶ心の余裕が変わってきますよ。
Web系転職もおすすめ
警備員や配送運転手はちょっとハードルが高いな…
かといって、ハンドメイドやカメラの技術もないし…
いろいろな職種がありますが、ピンとくるものが思いつかなければ、Web系転職がおすすめです。
例えば、
- システムエンジニア
- プログラマー
- Webデザイナー
- Webマーケター
などですね。
事前に勉強して、必要最低限はスキルを身につける必要がありますが、HSPに向いているとされる、
- 対「人」ではない、黙々と集中できる仕事
- 正確な処理が求められる仕事
- 感性を形にできる仕事
などに当てはまるので、「向いてるかも…!」と感じる方が多いのではないかなと思います。
勉強して一から知識を身につけるのは、時間もお金も労力も必要となりますが、一度スキルをものにすれば、手に職です。
選べる求人も、きっとこれまでより増えてくると思います。
元ホテルマンだった私がWeb系転職した話は、こちらからご覧いただけます▼
まとめ
「接客業に向いてない…」
と思っているHSPさんでも、持ち前のHSPならではの能力で、接客業で活躍することはできます!
でもやっぱりつらいなら、転職するのも一手。
その場合は、ぜひ人を相手にする仕事ではなく、黙々と作業できる種類の職種を選んでみてください。
もし迷うなら、手に職にもなるWeb系転職がおすすめ。
今接客業で頑張っているHSPさんが、肩の力を抜いて仕事ができることを心から願っています!
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